「ニッポンの床を変える」研磨の品格 CRT WORLD社と普及する最先端のコンクリート床 - 川村工業丨直用職人が全国出張する左官・土間工事会社

「ニッポンの床を変える」研磨の品格 CRT WORLD社と普及する最先端のコンクリート床

「ニッポンの床を変える」

株式会社CRT WORLD(シーアールティー・ワールド)は、国内で初めてコンクリート床仕上げを遊星回転研磨機で大理石のような鏡面施工にした、
コンクリート構造物の表面処理 / 下地処理のリーディングカンパニーです。

20年以上前から世界に目を向け、スウェーデンHTC社の世界最高研磨機「DURATIQ」を日本で初めて現場に導入、独占販売権を取得した企業でもあります。

最近ではポリッシュコンクリートとも呼ばれ、ショールームの床などへの採用が増え始めた、研磨による鏡面仕上げですが、株式会社CRT WORLD取締役 井桁さんは言います。

「欧米では20年以上前からコンクリート床仕上げの環境への配慮が考えられてきました。それだけ日本は遅れている。
溶剤を使わない、研磨による素地仕上げを広めていくには、一社では無理なんです。」

左官工事の一部と位置づけられる土間、コンクリート床仕上げ。左官業から土間工事業へ参入し、高品質で低価格の床を追求し続ける私たちモノリスコーポレーションでも、CRT WORLDを介してDURATIQを大量導入。

「研磨は是正工事で使うもの」という根深いマイナスイメージを覆すため、自社Webサイトを始め「近代建築」など建築情報誌でも大大的にポリッシュコンクリートのメリットを打ち出してきました。

今回はCRT WORLD井桁さんと、
モノリスグループの技術開発を担う仲松、
20年土間工事の営業としてお客様の課題に向き合い続ける竹内、
モノリスホールディングスから代表 柴崎の対談です。

なぜ下地処理業CRT WORLDはバッシングを受けながらも「コンクリート床の研磨仕上げ」を貫いたのか

インタビュアー

ついにDURATIQの販売と施工を手掛けるCRT WORLDさんへの訪問が叶いました!
始めに、どんな事業を行っている会社なのかを教えてください!

井桁さん

私共は元々下地処理工事会社としてスタートしました。
工場や倉庫の塗り床は、改修工事でも「また上から塗りましょう、貼りましょう」という工法が主流で、今のような「素地仕上げ」というのはありませんでした。

塗り床は経年劣化した傷んだ塗膜の上から塗り重ねることがほとんどだったので、要は下地が悪く剥がれやすいわけです。

それなら既存の塗膜をキレイに剥がして、キレイな下地で塗料の付着を良くしていきましょうと。

そんなことを繰り返している中で、やはりお客様から「キレイに塗ってもらったけれど、数年経ち今回もまた剥がれてしまった」「剥がれない塗料はないの?」と言う声が上がりました。

塗り物をする以上、そんなことは無理なのです…。
しかし、私共もそういった観点から何かないかと探していたんです。

そこでヒントになったのが、昔流行った「テラゾー(人造大理石)」です。

テラゾーはいわば湿式のポリッシュ仕上げで、砥石で磨いていたんですよね。

なぜ廃れてしまったかというと「汚泥の問題」。

汚泥の処理にすごく手間が掛かるので、環境保全の意識が高まっていく時代の変化とともに、仕上げは段々と貼りものや塗り物にシフトしていきました。

その後、アメリカで開催されるワールドオブコンクリートでHTC社というスウェーデンの土間工事会社と出会い、そこが「コンクリートを磨く」ということをやっていたんです。

そこから始まったのが、今回のテーマでもある研摩仕上げです。

仲松

うちでも研磨機を導入するのに製品選定でここ(CRT社)に来て沢山勉強しましたよ。
ヨーロッパって石の文化なんですよね。左官・土間の技術もスゴいんです。
DURATIQもやっぱり左官屋が考えだした機械でしたね。

井桁さん

我々も目からウロコでした。
剥がれない床…そうか、素地を磨いてしまえば良いんだ!と。

しかし我々のような下地処理業というのは、塗り床・貼り床・防水屋さんの下についている業種ですよ。「何でウチらの仕事を邪魔するんだ」とか、バッシングは色々とありましたね。

同業者からも「大手の塗料メーカーとか、防水メーカーから仕事もらえなくなるよ」とも言われたのですが、我々としてはやはり環境に優しい床をつくりたいという信念のほうが勝っていました。溶剤を使わずに仕上げる床です。

そのようなエコロジーな床が、ヨーロッパでは当時もう流行っていましたから。

仲松

時代が早かったんですよね。
今でいうSDGsを先駆けていた。日本が国として推進し始める前にCRT WORLDさんが言っていたのですから。

だから我々も気が付いた。
「左官屋が塗る時代」じゃなくなったな、と。

井桁さん

弊社としては何がなんでも鏡面仕上げです!ということではなく、下地処理を疎かにしているつもりもなくて、あくまでもお客様の用途に応じて提案する選択肢の一つだったのです。

そりゃあお客様がいくら鏡面仕上げにしたいと言っても食品で油使ったり、化学薬品を使うのであれば当然コンクリートそのままでは耐久性に掛けますので塗り床を勧めます。

まぁしかし、この鏡面仕上げが10年くらい鳴かず飛ばずでした…(笑)

インタビュアー

古い概念や固定観念を変えるようなものは認知されるまでに、10年くらい掛かるんですね。(笑)
サーファーでの再振動も同じ…10年…

「雨打たれ」がキッカケとなり、研磨仕上げがゼネコンでも認知され始めた

井桁さん

そうこうしているうちに、ゼネコンさんの方から雨打たれコンクリートの手直しの話がきました。
今までは雨打たれコンクリート=ポリッシャーでサーッと不陸の頭だけを飛ばして、左官で仕上げて納めるというのがメジャーだったのですが、やはり徐々に施主さんの方から「これだとまた剥がれてしまうでしょう?」という意見があったようで。

ここでやっと登場するのが遊星回転の研磨機ですよ。
DURATIQのクラシックモデルです。

遊星回転というのは…

機械の中に盤が3つ、4つ入っていて、それがランダムに動くんですね。

そうすることによって不陸の頭を飛ばしながら研磨をするので、より平坦になる。

倉庫、工場は台車が走ったりするので床が命だと言われていますが、言い換えると平坦性が命ということです。

それをポリッシャーなどでやるとどうしても波が出る。
その波を出さない下地をDURATIQで実現しました。

始めは下地としてだったものが、やはりキレイに仕上がるものですから、徐々に「これで仕上がっちゃうじゃん!」という見方に変わりまして。(笑)
段々とゼネコンさんにも雨打たれの現場に関しては遊星回転の研磨機で仕上げるという意識が根付いていきました。

我々は当初、鏡面仕上げを持っていきたかったのですが、何故かそれとは逆に雨打たれの平滑研磨のほうが流行りましてね。(笑)

仲松

それももう20年くらい前じゃありませんかね?
私も現場でその変化を見てきましたから知っています。

「もう塗り物は要らない」、これが…通じない…

インタビュアー

仲松さん、土間が仕上がった後には必ず左官屋さんがその上から塗っていたのですか?

仲松

全部塗っていましたね。
溶剤でもセメントでも何でも上から塗ってキレイにする仕事が左官です。上から塗る専門。

井桁さん

我々としては塗ってもらって構わないんですよ。
だけど下地が大切なんですよ!ということがなかなか理解してもらえなかった。
下地がきちんとしていなければいくら良いものを塗ったって剥がれますよということが。

不思議と男性よりも女性の方がこの話にピンとくるようで。
女性はお化粧をしますから、その感覚がわかるのでしょう。現場の所長とかに話してもなんか通じてなくてですね…(笑)

柴崎

わかりやすいですよね。
私たちは今まで化粧水に乳液、クリームにファンデーションと買って使っていたわけですから、「BBクリーム」が出てきて「オールインワンこれ一本!」と言われたら、他社が猛反発しますよ。

もうファンデーションなんて要らないじゃない!となっては困りますから。

鏡面仕上げのための土間なんて、美容で言ったらエステティシャンのようなもの。
そのためにもの凄く技術を磨いてきた人たちが大勢いますから、職人さんも黙ってはいないでしょう。

だからモノリスの上手いところは「どれもやりますよ」ということ。

仲松

選ぶのはお客様ですからね。
左官屋は言われれば下地も全部やっていました。

鏝を使い分けて、硬い鏝、柔らかい鏝。
土間が悪ければ柔らかい鏝で凹凸が残る下地のまま仕上げることも出来たんです。
でも下地が大事というのは基本ですね。

20年遅れの日本、海外はメンテナンスコストのことまで考えている

インタビュアー

仲松さん、モノリスさんで「研磨」に着目する理由となった発端はなんだったのですか?

仲松

土間屋が作る鏡面仕上げに限界が見えたからです。
毎回届く質の違う生コンと、気候の問題。それを打破しようとすればするほど重くのしかかる過重労働の問題。
人が頑張ってももう限界なんです。

DURATIQを導入したのは「どうせ剥がれるなら先に剥がして、剥がれない床を作ったほうがいいじゃない」という考えです。

柴崎

剥がれるものが無いなら剥がれないでしょうということですね。
シンプル。

仲松

うちの現場でも不具合を起こした土間を手直しするのにCRTさんにお願いしていたんです。その様子を見ていて、またワールドオブコンクリートも見ていたので、もうこれ(研磨機)持ってきたほうが早いだろうと、その方が面白そうだという発想になっていったんです。

インタビュアー

それじゃあ井桁さんからすると「やっとわかってくれる人がいた!」という感じですよね!?(笑)

井桁さん

そうですそうです(笑)

弊社一社でこの研摩仕上げを全国やっていくことは無理だと分かっていたので嬉しかったですよ。

例えば九州から問い合わせが来て、
「5,000平米の雨打たれ直しに来てくれ」と言われれば経費も合うかも知れませんが、
「100平米の雨打たれ」と言われたら、経費が合わないじゃないですか。

そうするとゼネコンさんも仕方がないからポリッシャーで、という選択しかできないんですよね。もっと近くに施工できる会社があればいいのにと、それがずっとフラストレーションでした。

我々がDURATIQの独占販売権を手放したのは、それが理由なんです。独占していても広がっていきませんから。

日本は海外と比べて20年以上遅れているんですよ。
アメリカなんて倉庫や工場だけでなくスーパーマーケットまでほぼ鏡面仕上げなんですから。

竹内

海外はお店によって床も色んなグレードがありますよね。

井桁さん

おっしゃる通り、ハイブランドの店舗もあれば、量販店も。それに応じて研磨の仕上げレベルも変えています。
海外の方がメンテナンスコストへの意識が高いんです。

ラスベガスのカジノなんて1日に何億円とお金が動くわけですが、あの手の建物はエポキシテラゾーなんかを採用して非常にお金をかけて造っています。

何故かというと最初にお金を掛けてでもメンテナンスを無くしたいからです。
初期導入が多少高くても、塗り物や貼り物が無い分メンテナンス費用が安くなり、使っているうちにコストが下がると理解しているんです。

材料費、人件費の高騰で「レベラー仕上げ」も「研摩仕上げ」も値段が変わらない

竹内

今はもう材料費の高騰で、研磨仕上げの初期費用も従来工法と変わらなくなってきていますからね。

仲松

更にいうと材料だけじゃなく土間の鏡面仕上げは職人の人件費も掛かりますから、人件費も高騰していきます。

研摩仕上げだったら土間抑えも研磨に最適なレベルに仕上げればいいので夜中まで残って何度も何度も磨く必要は無いし、養生も要らない。クリーニングの回数も減る。

そもそも養生してたって、現場が進む間に汚したり傷つけたりするんですよ。
その度にまた汚れを落としに行って…二度手間なんです。
錆なんて付いたときにはもう結局研磨しかないんです。

始めから研磨仕上げにしていればそんなの気にしなくて良い。

それから施工日に雨が降れば、予定がズレて土間屋が集まらなくなる。結局、明らかにマンパワーが足りていない状態で、少ない人数で施工せざるを得なくなります。
もう人間のチカラだけでは最初から上手く行かないと結果が分かっているようなもんですよ。

竹内

ゴールに向かう途中での過剰品質は不要ですよね。
土間屋ばかりが目の敵にされて、途中段階だというのに土間抑えが終わった時点で検査をして、ゼネコンはキレイだの汚いだのをすぐに言う…

仲松

今まで土間屋がそこそこキレイにやった状態を見すぎているから、研磨に踏み込めないんでしょうね。
仕上がりは変わらないか更に良くなって、無駄がなく、格段に効率が良くなるのに。

でも、時代は私たちに追い風であることに間違いありません。
物理的な人手不足、迫られる働き方改革。工法を見直すほかに選択肢はありません。

※従来の「床レベラー工法」と「研磨による鏡面仕上げ」の施工価格の徹底比較はこちらの記事をご覧ください。

世界中の研磨機の中でも別格!DURATIQ(デュラティック)の優位性とは

インタビュアー

それでも、なぜ導入する研磨機にDURATIQを選んだのでしょうか。CRTさんのパンフレットには「ケンマの品格」とありますが…。井桁さんに伺いたいです。

井桁さん

最初にHTC社のマシンを導入したのはもう20年以上前のことです。また、DURATIQとは、実はHTC社のテクノロジーの名前なんですよね。

今までの遊星回転の研磨機には欠点がありました。
要は削っていくとホコリがマシンの中に入って、基盤の部分にまで入りやすいという点です。
ベルト構造ですから、摩耗しやすかったり、ベアリングが弱くなったりして、まぁメンテナンスしておけば良いのですが、どのメーカーも似たような造りになっていました。

しかしHTC社は、なるべくマシンのメンテナンスを軽減しようと密閉構造で、且つベアリングやベルトの交換を今までより簡易的にできないかと研究を重ねてきました。
そうして出来上がったのがDURATIQ。

さらに、DURATIQの遊星回転は何が違うか。ここです。
他社は盤が3つ。
HTC社は4つ。4つ当てたほうがより不陸の頭を取りやすい。

仲松

その違いを聞いて「これだ!」と確信しました。
差別化ですよね。同じ研磨機でも。テクノロジーにこだわる私たちの姿勢としても。

なぜモノリスコーポレーションはDURATIQを大量導入したのか

インタビュアー

モノリスさんでDURATIQを一度に大量に導入したのはどうしてだったのですか?

仲松

1台ではお客さんに迷惑をかけることになりかねないからです。
機械っていくら良いものでも故障やドック入りするリスクがあって、そうなると「急いで磨きたい」とか「2台同時に」という希望に応えられなくなってしまいます。

そうすると最低でも1機につき3台は必要です。サーファーもそうですが、こういうのは企業としての考え方ですよね。保険を掛けているようなものです。

土間も、常にカツカツでいつ人が倒れるかわからないっていう働き方では困ります。
お客さんは何も悪くありませんからね。

竹内

これからはメンテナンスで建物も長寿命の時代ですから、私たちも研摩仕上げの広告宣伝に力を入れていきますよ!
研磨での鏡面仕上げでノーメンテナンス!剥がれない床!

井桁さん

最近では、またテラゾーやテラゾー風の床がデザイナーの間で流行り始めているんですよ。先程お話したように昔は湿式でしか出来なかった工法が、乾式でできるようになり汚泥の問題も解決しました。

もう一度、デザイン性の高いテラゾーが見直されてきていますし、増々、DURATIQの出番が増えていく予感がしています!

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株式会社CRT WORLDの井桁さんありがとうございました!

対談のあとは、CRT WORLDさんの整備工場など、社内を拝見しました。

最近、コンクリート床仕上げに関するモノリスコーポレーションへの問合せが殺到しています。(恐らくCRTさんも同様かと思いますが…)

本気で良いコンクリート床をつくりたい、メンテナンスを極限に軽減した長期維持できる床をつくりたい!とお考えの方はぜひCRT WORLD社、または弊社へお問い合わせください!

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