破竹の勢い!岡山初の土間工事会社「蜂谷商会」に人が集まるワケ - 川村工業丨直用職人が全国出張する左官・土間工事会社

破竹の勢い!岡山初の土間工事会社「蜂谷商会」に人が集まるワケ

岡山県にある株式会社蜂谷商会は、岡山初の土間コンクリート施工会社として2016年に創業。

7年半の経験を経て創業したという、代表の蜂谷さんは今年32歳という若き精鋭。毎日InstagramやFacebookなどSNSで日々の活動を赤裸々に発信し同業者や求職者からの注目を集め採用も波に乗っています。

広島、兵庫、鳥取、四国全域、さらには関西まで股にかけ、機械施工による土間コンクリート30,000㎡を超える現場も自社一括施工にこだわり施工してきた実績を持ちます。

現在では左官経験者が参画し、土間施工のみならず左官工事も一式で受注。着々と足元を固め事業拡大が進んでいます。

弊社モノリスグループの協力会社としても活躍し、サーファーでの再振動締固めや、現在問合せが増えている「研磨仕上げ」まで対応可能!

そんな蜂谷商会には、各地から就職を求める若者が集まり…なにより成長の勢いを感じます!

今回はモノリスグループから川村が講師として訪問し、蜂谷商会の社員の方々へ「特別教育及び職長教育」を行いました。

その場で実現した、川村と蜂谷さんとの対談です!

SNSで川村社長の目に止まった!蜂谷商会との出会い

インタビュアー
川村さん、随分とこの日を楽しみにしていたようでしたが、蜂谷商会さんにすごく期待している様子ですよね!?
川村
こういう活きが良い若い人たちが、この業界にもっと増えてくれたら嬉しいなと思ってね。蜂谷くんと話していると、「あぁそんな時もあったよなぁ」って自分が若かった頃のことを思い出すんだ。

逆に蜂谷くんからいまはそういう時代なんだという新しい情報ももらえて、こちらが刺激を受けているよ。

インタビュアー
どうやってお知り合いになったんですか?
蜂谷さん
川村さんからSNSでメッセージをいただいて、広島出張があると伺ったので、僕の家族と一緒に旅行も兼ねて広島へ行って、お会いしたのが最初です!
川村
「はぁくん」っていう土間屋さんのアカウントを見つけて、追いかけていたんだ。それが蜂谷さん。毎日毎日SNSでその日の出来事を投稿していて、人が入った〜辞めた〜とか、仕事が無い〜とか、もう直球でさ。(笑)面白いなと思ってたんだよね。

行動するから目立つし、目立てば叩かれる業界で、叩かれたくないから目立ちたくないという人もいるだろうし。
でも、蜂谷商会は行動するから人の記憶に残る。

私とはシェネレーションも違うし、蜂谷くんがやっていることが正解かどうかなんてわからない。ただ、この先どうなっていくんだろうってことに凄く興味がある。

蜂谷さん
僕の方は失礼な言い方かもしれませんが、川村さんとお会いして「ぶっ飛んだ人だ!」と思いました。(笑)それからずーっと同じ業界の経営者の先輩として、仕事に営業に採用にと色んなことを教えてもらって本当に助けていただいています。

川村
いまは蜂谷くんの会社のアドバイザーになっているんだけど、とにかくLINEですごい数の質問を送ってくる。「なんで?」って分からなきゃあ次から次へとすんごい質問してくるわけよ(笑)
そ〜れが面白いんだ!全っ然イヤじゃない。本当に意欲的なんだよね、蜂谷くん。

自分たちの頃はそういう先輩っていなかったからさ。
師匠みたいな人に「今日飲みに行きましょうよ、僕がごちそうしますから」って言って色々聞き出して。

どうしてあの人はあんなにラクをしてるのに稼げているんだろう?
どうやったらそこに辿り着けるんだろう?って。

若い頃は得たい情報ってあるじゃない?私は「情報は金だ」と思っているから必死だった。

蜂谷さん
法人化するときも、「この行政書士の見積もりを信じていいでしょうか」なんて、そんなところから聞いて。(笑)
全てが手探りの状態の中で、なにか調べる時間ももったいないですし、それが合っているのかもわからない。川村さんのおかげでブレずに成長できたと思っています。

現状の土間工事のやり方では将来性がない!土間屋から左官屋への脱皮

インタビュアー
川村さんと一緒に仕事もするようになって、そうして色々と学べる環境もできて、何が一番変わりましたか?
蜂谷さん
最先端の土間の施工技術も習得できましたし、社員が増えました!
それが一番の変化ですかね。
川村
出会った頃は2〜3人で事業が危うい感じだったからね。
蜂谷さん
川村さんに言われた通りSNSなどでの宣伝の仕方も工夫して、それで関東からも関西からも経験者が来てくれるようになって。
やっぱり経験者が来てくれたことで仕事が取れるようになって拡大しましたね。

左官経験者の方は今年になって入社してくれて、Instagramを見て連絡をくれたんです。大阪から移住してきました。

ずっと一般的な土間だけやる土間屋から脱皮したかったので、川村さんにアドバイスいただきながらいまは左官の方にチカラを入れています。仕事も入ってきているので順調にいっています。

素直に言ってもいいのなら、やっぱり土間の仕事だけでは将来性がありません。体力が尽きたら終わり。

現状では帰るのが遅くなる仕事ですし、自分自身10代の時から将来性はないと思っていました。

インタビュアー
その辺、詳しく聞きたいです!
そもそもどうしてこの土間コンクリートの仕事に就いたのですか?
蜂谷さん
元現場監督だった方の紹介で、「土間屋はしんどいけど稼げる」と言われて入りました。それからはずっとこの業界にいますが、一回だけ20歳の時に嫌気が差して辞めた時期はありました。半年間くらい。

当時は深夜まで現場に残って作業する、「土間屋の冬」に耐えられませんでした。

この職業は将来性がないなと感じ、その間は車の転売とか色々やってみましたね。そっちで食べていけたらいいなと思っていたのですが、経験もないものですからなかなか上手く行かず。

しかし既に家庭を持っていたので、「自分で飯を食える仕事は何だ?」と問いただして、それで土間屋として独立したという経緯です。

そういう考えだから、土間の領域を越えて「蜂谷商会」を将来性のある会社に成長させたいという気持ちがありますし、
一方ではこれまでの土間の常識を覆す、コンクリート床の研磨仕上げにも興味がありました。

従来の土間の工法に固執せず、考え方を変えて省人化、効率アップを進めていかないと土間屋という職業が無くなると思います。見習いを入れてもすぐに辞めていく職業ですから。

川村
研磨仕上げもかなり認知が広がってきたからね!
問合せが増えているから、蜂谷商会と一緒にこれからさらに中国・関西エリアを凱旋することになるはずだよ(笑)
インタビュアー
本当に全国から問合せが来てますからね…。
蜂谷さんのSNSを見ていても、毎日求人採用の発信をし続けていて、前に進んでいくんだ!というパワーを感じます!

大阪の左官職人が、なぜ岡山の土間屋に転職?

インタビュアー
ここで、左官経験者で今年入社された山田さんにも少しお話を聞いてみたいですね♪
何がきっかけで蜂谷商会に入社したのですか?

山田さん
大阪で暮らしていたのですが、前職を退職する時に住む場所は大阪でなくてもいいと奥さんと話していたんです。
子供たちがスポーツで全国飛び回っているので、あまり居住地は関係ないなと。

そしたらお盆に蜂谷さんのInstagramを見つけて、私だけ先に岡山に来ました。

Instagramを見ていたら若い人が多くて、平均年齢が若いということに興味を持ちました。若い子好きなんですよ!(笑)エネルギーをもらえるので。

インタビュアー
ちょっとだけ質問が…
どうして前の会社を辞めることにしたのですか?
山田さん
休みを貰えなかった会社だったからです。日曜も当たり前に仕事で、1ヶ月間休み無しということも状態化していました。用事があると言っていてもだめでした。

旅行に行くと言っても、「その日にならないとわからない」と嫌味のように言われたり。さすがにその時は休ませてくれましたけどね。
建設業の事情はわかっていますが、それにしてもそういう態度など、耐えられる状況ではありませんでした。

川村
え…そんなの当たり前だろうと思っていたけど…
いや、休ませるなんて当たり前だって。未だにそんな会社があるんだね。

うちは外国人の実習生も多いけれど、彼らに対しても休みの融通は利かせているよ。

山田さん
蜂谷さんも、そういうことを有言実行しているのがスゴいんですよ。
言ったら絶対やる人なんで。歳は私のほうが上ですがそんなの関係なく尊敬しています。

インタビュアー
土間の仕事をしてみて感想は…いかがでしたか?
山田さん
前職でもやっていたので、そこそこできるだろうと思って来ましたが、やり方も全然違って最初は圧倒されましたね。(笑)

機械を入れる台数も違うし、私のイメージでは左官屋の方がレベル精度高いと思っていたんです。でもここの人たちは左官屋より厳しく見ています。
質も量も違いました。

蜂谷さん
今までの土間は忘れてもらって、蜂谷商会のやり方を覚えてほしいと話しましたもんね。

将来、メイン事業を「左官」にしていきたいので、山田さんに引張っていってもらっています。仕事を覚えるのが早い人を山田さんに付けて。
若い人たちは進んでやりたがっていますね。

やっぱり今までやってきた土間の方がみんな仕事はできるのですが、「給料が下がってもいいから左官を覚えたい」とまで言っている人もいます。

職長が育てば会社は育つ!蜂谷商会はダイヤのように輝く!

インタビュアー
ところで、今日の職長教育はどうでしたか?
蜂谷さん
講習の内容もさることながら、川村さんの経験してきたことを想像できるくらいわかりやすく話してくださったので、まぁそれが若い人たちに響いたかどうかは別として大変ありがたく感じました。

川村
みんな話を聞いてみたいというスタートラインは一緒なんだよね。
でも結論、稼ごうと行動する人にしかお金って付いてこないんだ、実は。

だったら一番身近で結果を出している人に会ったほうが早いじゃん!と、そういう発想。そして一緒に良くなっていくというパターン。

結局、若い人たちが職長になっていくには、成長させるために部下が必要。
でもそうやってもがいていく中で人が入ったり辞めたり、ドラマがあるわけだよ、人間関係は。

正直、蜂谷くんのリーダーシップだけで引張っていくのにもいつか限界はくる。
ということは、職長がワンステップ大人になると、蜂谷商会も次のステージに進める。私からすれば「磨けば光るダイヤモンド」。

意外と、だった一人の職長の存在で、流れは変わるものなんだ。

私だって一生懸命「一人親方年収800万円の壁」で、もがいていた頃があった。
その間の3年間、後輩に仕事を教え続けて、それだけ経てば見習いも成長するわけ。

そこでたった一人、職長が進化した。

テーブルが増えれば(職長が増えれば)お客さんを呼び込める。現場を持たせられるわけね。
結局そういう理屈なんだよね。もう否が応でも若い人を募集し続けて、その小さなピラミッドをつくり続けるしかない。

蜂谷さん
そうですね。
今後は左官工事の責任施工で取っていくので、これまで以上にモノリスさんの仕事にも応えられると思います!
インタビュアー
あ!岡山・広島・兵庫・鳥取・四国・関西は、
「左官110番」「左官119」「土間110」「土間119」を蜂谷さんが広めていくんですね!
蜂谷さん
はい、もうダンプにもハイエースにもトロウェルにも貼っています。(笑)

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