レベラーVS研磨仕上げ!忖度無しで答える、どっちが得か⁉🤔 - 川村工業丨直用職人が全国出張する左官・土間工事会社

レベラーVS研磨仕上げ!忖度無しで答える、どっちが得か⁉🤔

コンクリート床のレベル精度を調整し、天端を平らに整えるセルフレベリング。
「床レベラー」「天端レベラー」とも言われます。

弊社、川村工業にもお問い合わせをいただくレベラー施工ですが、ここ最近の材料費の高騰を受け、実際には「研磨仕上げ」とほとんど施工費用が変わらなくなっているのをご存知でしょうか?

川村工業は世界最高峰の研磨機 デュラティックを多数導入し、研磨及びポリッシュコンクリートの経験も豊富です。

レベラー施工も、研磨施工もできるため、どちらのご依頼でも対応できるものの、

  • ・建設業界の人手不足や
  • ・2024年問題
  • ・そして長期で見た場合の経年劣化を考え

研磨施工をご提案することが多くなってきました。(引き渡した後も圧倒的にコスパが良い◎)

今回はその理由を少しお話したいと思います。

自分がお金を払うなら、レベラーより研摩仕上げを選ぶ

川村さん、最近「床レベラー」「天端レベラー」のお問い合わせがかなり多いですよね!六本木のショールームだとか!
改修工事ではレベル精度の調整や、不陸の直しに従来から床レベラーが用いられてきたからね。でも最近はレベラーの代替案として研磨やポリッシュコンクリートを提案することも増えているよ。
それは何か理由があるのですか?
一番の理由は材料費の高騰だよ。
この1年で、左官材がアホほど値上げしているんだ。まあそれは左官材だけに限ったことではないけれど。

もう研摩仕上げとほとんど値段が変わらないから、それなら絶対に研磨のほうが良いって言ってるんだよ。

上から塗ったものは間違いなく時間が経てば剥がれたり不具合を起こすから、シンプルに磨いて仕上げたほうが美観も長持ちするし、メンテナンスが圧倒的にラクだからね。

色んなところで話してるんだけど、もし自分が金を払う立場だったら絶対研磨仕上げを選択するね。(笑)1回の施工で半永久的に維持できるならその方がいいもん。

ま、こういうことを言うから左官屋から嫌われるんだけどね。

・・・(笑)
左官屋さんはレベラーを好むんですか?

レベラーはそんなに難しい仕事じゃないからね。従来工法を一番喜ぶのは材料屋さんだね。

左官屋がレベラーを好むというよりは、
研磨を施工できる会社がそもそも少ないということ、
それから削って直すという発想がそもそもないね。

左官屋というと「塗る仕事」っていうのが世の中の常識だけれど、川村工業は左官屋として「塗らない選択」をお客さんに提案している。
最も合理的な工法、時代に合った工法を考えて、自分たちから姿を変え進化していくんだ。

おおお!カッコイイ!
ですが川村さん。調べてみると天端レベラー、床レベラーは早くてラク!工期も短縮でコスパ◎!って言われているみたいですよ?
それは本当に物事の表面しか見ずに言ってるね〜。
よ〜く考えてみればそんなことないんだよ。

レベラーより研摩仕上げのコスパが良い理由まとめ

その1!


まずレベラーを撒くにしても、下地のコンクリートの厚みがバラツキが酷ければ、キレイな水平にするために沢山材料を使うことになる。結局下地が大事なんだ。
それからレベラーにも薄塗り剤もあるけれど、ゼロ擦り付けではないからジョイント部分には不陸が生じる。
その2!


ほとんどの場合、レベラーが仕上げになることは無いから、その上からCFや何かを貼らなければならない。それらは経年劣化によって貼り替えなければならない「消耗品」。長期で見ればメンテナンスコストも掛かるし、劣化→貼替えの繰り返しでその度に産業廃棄物を出してエコじゃない。
その3!


レベラーは施工前準備の段階で、風が入らないように、人が立ち入れないように綺麗に養生をして、それから下地処理、プライマーの塗布をした後にやっとレベラーを撒くのだけれど、その間は立ち入り禁止になるから他職者の工事はストップせざるを得ない。電気や設備や他の仕上げの日程調整も必要になる。
その4!

施工場所によっては手練り作業になるから、材料を運ぶ手間や置き場が必要。ゴミの処理や水などの動線の確保も要る。

実際コスパや全体の工期で見たら、研摩仕上げのほうが合理的だね。
今言ったことを全て、同じ単価で解決できちゃうよ。

みんな研磨と聞くと、施工費用が高いと思い込んでいるんだ。
でも、正直もう現状の材料費なら単価も変わらないし、現場にも工事にも「無駄」がなくなる。

さらには、いま社会に求められている「持続可能性」そのもの。
コンクリートの素地そのものを磨いて仕上げるから、余計なものがない。
いわゆる仕上げ材のCFやら貼り物が劣化して交換…なんてことが必要ないんだ。

そういうやり方があるって、施主さんが知ったら絶対研磨仕上げを選びますよね。無駄がなくて爽快!いつか高額なメンテナンス…なんて余計な心配も要らない!時代にピッタリな工法!

研磨仕上げの特長と期待できる効果

研摩仕上げの特長

まもなくレベラーを「塗る人」がいなくなる。職人の高齢化

みんな、気付いていても見て見ぬふりをしているもっと深刻な問題もあるよ。
え!なんですか??
間もなくレベラーをやりたくても塗る人がいなくなるっていう問題だよ。
職人の数が減っているんだから。特に左官屋が一番高齢化してるんだから。

これは平成22年の調査の結果。
それから13年も経っているということは、この時最も多かった60代の左官職人は、もう70歳を過ぎてるんだよ。

その左官職人たちが一気に退職していく。

塗りたくても塗れないっていう日が来るんだ。
今だって既に左官屋さんがいなくて現場が進まないってあちこちで言っている。

レベラーは職人の仕事で品質が決まるけれど、研磨仕上げはオペレーターのリモコン操作で自動運転。誰がやっても同じ品質になる。

長い長い長い長い長い修行で技術を身に付ける昔の左官とは違って、機械の操作を覚えればできるからね。もちろん管理者には、熟練で手仕事も追求した左官・土間職人が必要だけど!

近い将来、土間コンクリートは確実に研磨仕上げが標準になっていくと思う。
左官屋の労務費や人手不足を考えるとね。

あのめちゃくちゃカッコイイ研磨機、デュラティックのオペレーターだったら、今までの建設業の職業イメージをガラリと変えられますよね!

建設業離れだって言われていますが、やっぱり取っ掛かりの興味を持ってもらうためのイメージ訴求って非常に大事だと思います!

結論!レベラーVS研摩仕上げの見積もりとコスパシュミュレーション

レベラーか研磨仕上げか

川村工業は、レベラーもできるし研摩仕上げもできるから、だから忖度なしで言える。
どっちもできるから、うちとしてはどっちでもいいんだもの。

でも技術のことは自分たちが一番良く知っているわけだから、お客さんに対して最善の提案は常に持っていないとね。

上記の比較をした上で選んでもらえれば、それがベストだね。

研摩仕上げによる一括施工が、2024年問題への特効薬

以前から「土間コンクリートの一括施工」が省力化、省人化だっていうことも、ずっと言い続けていますよね。

もう2年以上前ですかね?一括施工を言い始めたのって。

そうだね。
2024年問題って騒がれて、やっと一括施工のメリットが本当の意味で理解され始めている気がするよ。お客さんの反応を見ているとね!

土間コンクリートの一括施工とは

土間コンクリートの均しから、引き渡しまでを一括で請け負うことで、品質を一社で管理しながらコストの大幅な削減を実現する。

高品質で低価格。

一社での管理によってゼネコン監督者のコミュニケーションコスト、事務管理コストを圧倒的に削減。また職人のシフト調整もしやすく過重労働を是正できる。

最初から仕上げは研磨と決まっていれば、今までのようにトロウェルで過剰に磨く必要が無い。表面は研磨でキレイに仕上がるのだから、レベル精度をきちんと管理していれば、徹夜までして円盤掛けをしなくていいんだ。

非常に合理的。
全員がwin-winな土間コンクリートのやり方だね。

監督さんも管理する業者さんが減ってラク、施工を引き受ける側もラク、そして作業を担当する職人さんのカラダへの負担も激減ですね!
まさに2024年問題への画期的な特効薬ですね!
従来のやり方では、土間の仕事はコンクリートの状態によっては明け方まで現場を離れられなくなり、職人もそうだけれど監督も相当疲弊する。今の状況では頻繁にそういうことが起こって当たり前。
その過酷な、一般の人からすれば信じられないような働き方に対して、「そういうもんだ」と何も改善のアクションを取らずにいるというのは、現代の価値観なら企業の倫理観が問われるレベルの話だと思っている。

そういう状況を目の当たりにすれば、若い人ほど「建設業の働き方改革なんて建前だけだ」と早々に見切りを付けて転職するだろう。

その通りだと思います。
企業のそういった側面を、若い人はよく見ています。

過酷な働き方を当たり前のようにさせて、声も上げないなら、「そういう会社」だと瞬時に判断して寄り付かないでしょうね。

2024年問題が話題になっている今、土間コンクリート工事のあり方を根本から見直すタイミングだよ。

レベラーVS研磨仕上げもしかり、真にお客さんのためになる、建設業界のためになるものは何か。あらゆるしがらみや色眼鏡を一旦横に置いて、立ち止まって見つめ直す時なのでしょう。

研摩仕上げの詳細についてはこちら

土間工事における天端レベラーや研磨仕上げに関して、お気軽にご相談ください。
研摩仕上げに関する詳細は、こちらのページで解説しております!

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