アナタはどっちを選ぶ?「一人親方vs会社」メリデメ徹底解説!
このブログは、
左官・土間工事業50年を超え、NETIS認定も取得した
「全国出張する左官屋」株式会社川村工業がお送りいたします。
今回は、左官や土間工事(コンクリート床施工)の職人をお探しの方に向けて、「一人親方」に発注する場合と、「施工会社」に発注する場合の違い、メリット・デメリットをお伝えします。
・なぜ同じ工事を発注しても、一人親方と会社では値段が違うのか
・なぜ職人マッチングサイトで仕事を求める一人親方が沢山いるのか、など
特に建設業界についてあまりご存知のない、個人の方にとっては非常に有益な情報だと確信しております。
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さて、多重下請け構造と言われる特殊な建設業界でも、働き方や、仕事の取り方が多様化してきました。
・フリーランス
・働き方改革
・ワークライフバランス
・週休2日
・建設DX
・インボイス制度
・2024年問題
課題も多い業界ですが、様々なバズワードが飛び交っています。
その根底にあるのは「情報化社会」です。
個人事業主の一人親方でも、独立したての職人も、スマホ1台で”直接”仕事を取れる時代です。
SNSで他社の情報もいくらでも入手でき、「仕事を選べる」「自由な働き方」が身近なものになったのです。
それらを加速させたのは、紛れもなく「職人マッチングサイト」です。
誰でもカンタンに登録でき、顔も知らない相手と受発注できるWebサービスやアプリ。
若者が少なく人手不足な建設業で職人を手配するには、発注者にとっても必要な手段なのでしょう。
しかし一方では、
・連絡が取れなくなった
・仕事ができない(技術の不足)
など、少なからずトラブルもあります。
建設業界の人間であればある程度見極めもできるでしょう。
では、自宅の工事などを頼みたい個人の方はどうすれば良いのでしょうか。また、何を知っておくべきなのでしょうか。
職人の専門分野を本当に見抜けるか?
特に左官屋ってかなり分野が広いから。
土壁やなまこ壁のような伝統工法、造形の要素も含まれる特殊左官、珪藻土もそうだし。
なにせ「コンクリート床」の土間打ちも左官屋の仕事なんだからさ。
一番わかり易いのは、
・町場(戸建住宅など)
・野丁場(ゼネコンの大規模な現場など)
って言葉があるけれど、戸建住宅ばかりやってきた職人が、うちのような現場(野丁場)に来ても何もできないし、逆のケースもある。
だから「左官屋だから左官のことは何でも頼めるだろう」という勘違いが最も危険だね!
左官のことを分かっていないと発注できませんね…
仕事がほしい職人なら「○○はやったこと無いけど、まぁできるだろう」と軽いノリで引き受けたりもするだろうしね。
だから
プロの目による切り分け
が、超大事なの!
そもそも案件の詳細を聞いていったら、お客さんが検討していた工法よりも適切なやり方があったり、もっと合理的な方法があったりするわけ。そういうこともプロが提案してあげなきゃわからないんだ。
それなのに、その辺の職人マッチングサイトはそんなことはやってない。
素人の人が「適任」を探すなんて至難のワザだと思うよ。(笑)
それでも世の中は自己責任。
何かトラブルがあっても、ユーザーは自己責任でよく考えて利用しないといけない。
左官・土間のことなら確実に一度うちに相談してもらった方がいいだろうね。相談はタダだからね。
職人さんの専門分野まで、カンタンには見抜けないですね。
一人親方はなぜ融通が利くのか、なぜ法人は高いのか
一人親方は経費が少ないし自由度も高い。本当に一人でやっているなら自分の食いぶちだけなんとかなれば良いという人もいるし。
言ってしまえば好きなように値段も決められる。
ちょっと安いけど、暇な時期だから良いよ!(^^)という感覚で仕事を引き受けられる。突発的な注文や、無理難題もきいてくれたりする。
きちんと経験を積んできたフリーの一人親方だったら、個人のお客さんにとってはすごくコスパが良いと思う。そういう優秀な職人がどの程度マッチングサイトに登録しているかはさておき。
ただし、法人との大きな違いは「保証」や「替えがきかない」こと。
例え人の紹介であっても最後まで何があるかわからないという心づもりはしておくべきだね。当日来ないとか、他の現場との調整が上手くいかずに延期にされるとか、そういうことがあっても仕方ないと思っていた方が安牌。本人以外誰にもコントロールできないことだから。
でもね、左官業界にも、経験を積んで独立してやっている若い一人親方もいるし、逆に高齢になって週に3日くらいのペースで働きたいという熟練職人もいるんだよ!
様々な理由から「仕事は選びたい」という職人の需要がかなり高まっている気がするね。
町場の現場はルールもゆるいし、お客さんと顔を合わせれば「ありがとう」ってお茶を出してくれたりする。そういう心の通ったコミュニケーションにやりがいを感じるということ。
それに、自分の仕事が仕上がりとして目に見えるカタチで残るのか、
上から何か貼られて隠れてしまうのか。
そういうのもモチベーションに影響するわけ。
言い方を変えると、ルールの厳しい牢屋のようなゼネコンの現場は、職人は本来やりたくないってこと。
マンションなんか特に、技術へのこだわりなんて必要ないし。基本的に全部隠れてしまうから。
構造も複雑だから労力はかかるしね。
それよりも、ラクな町場の現場が良いのさ。
ゼネコンはそれに気付いてないと思う。私はそれを危惧している。
大きい仕事を出してやっている、というつもりかもしれないけれど、なにせ人間がいないんだもん。職人側の「選ぶ権利」というのは日に日に主張が強くなっている。
同じ1日の作業をするなら、例えお金がよくても、それより自分に合ったいい環境の現場を選びたいという職人は増えているよ。
偉そうに上から押し付けるような物の言い方や、態度をされる現場には、もう職人は寄り付かなくなるだろうね。他にいくらでも現場はあるんだもん。
人間なんて、看板を取っ払ったらタダの人なのにね。偉くなったつもりで勘違いしてしまうのか…上も下もないのにさ。
会社経営にかかる経費と、万一の保証
事務所の家賃、待遇を良くして社員を採用し、社会保険に加入して、お金と時間を掛けて育てて、設備や機材を用意して他社と差別化を図って、広告費も掛けて営業して、事務員さんを雇って、万一の賠償保険なんかも加入が必要だし…
その分きちんと管理されている。万が一不具合が出れば会社として対応する。またそのノウハウも積み重なって会社が強くなる。
そりゃあ、一人親方と同じ天秤にかけるのは無理だよ。
会社運営の労力や経費をすっ飛ばして、コスパ、良い職人との出会いを求めるというのは、どうしてもそれなりのリスクが付きまとう。そこが、「自己責任」。
日曜祭日や暇な時期であれば都合を付けられることもあるけれど、難しいんだよね。
その代わり、それなりの数の職人を知っている。
マッチングサイトに載ってない優秀な職人も沢山。
そういう逸材を紹介することはできる。直受注の仕事を増やしたい人もいるから。
工務店に左官職人を無料で紹介した事例
Aさんはこういう経験が豊富で、Bさんはこういう特徴があって、と伝えて。
加えて2人共うちで一緒に仕事をしている職人だから技術は認めているけれど、発注は職人と直接になるわけなのでよく吟味して自己責任で判断してください、交渉はもちろん直接できます、とね。
それぞれの職人にも事情を話して、もちろん2人紹介するからどちらの仕事になるかはわからないけれどということも。
職人にとっても「ありがとう」と直接言われる仕事のほうが気持ちいいしね。
川村工業がKMCというリアルが融合した左官・土間のネットワークを運営しているからできること。ニーズを切り分けてKMCメンバーを紹介しているだけ。
あくまでも左官の窓口の利用も自己責任だけれど、赤の他人を無責任に紹介しているのとはワケがちがう。
左官のこと、土間のこと、なんなら建設業界の重箱の隅まで熟知しているプロが直接話を聞いて、アドバイス〜紹介までをする。
それでもKMCで会員費をもらっているからお客さんからわざわざ手数料を取る必要はないんだ。
町の八百屋も、根強いファンがいる店もある。掘り出し物の安くて美味しい野菜が見つかる可能性もあれば、見た目だけでは分からない実は廃棄直前だった野菜が並んでいることもある。
一方、デパートは品質管理が徹底されているけれど、値段が高い。ただ閉店間際に行くと半額で買えることもある。
これが一人親方と法人の、メリット・デメリットだね!
ご相談から川村工業が直接お伺いいたします!
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