土間を磨き、建設業界に革命を起こす!概念を覆すポリッシュコンクリート - 川村工業丨直用職人が全国出張する左官・土間工事会社

土間を磨き、建設業界に革命を起こす!概念を覆すポリッシュコンクリート

ポリッシュコンクリート

土間磨き、研磨、ポリッシュと聞くと、「費用が高い」「手直しで発生する作業」といったイメージがありませんか?

川村工業ではこれまでの既存工法を見直し、土間工事全体のコストを抑えられ、最も効率よく、そして高品質な仕上がりを実現する「磨き」に着目しました。

弊社では「-Innovation by Technology-」というスローガンを掲げ、従来のやり方に固執しすぎず、市場のニーズを捉えた技術革新が重要だと考えます。

最新鋭の機材の輸入、さらに独自に開発したオリジナル機械もリリースしました。
川村工業だからできる仕上げの美しさ、そしてコストダウンを両立させる工法。

「メクレーンポリッシュ工法」

今回はその秘密についてご紹介いたします。

メクレーンポリッシュ工法が解決する課題
【1】磨きで土間工事の過重労働を解消しコストをカット!

土間磨きポリッシュコンクリート

近年物流倉庫が全国各地に建築されていますが、商業施設、公共工事、様々なシーンで土間工事が求められます。
これまで当たり前のように行われてきた既存の工法ですが、考えてみると課題が山積みです。

屋外での作業を強いられる積層構造(PC造)でのコンクリート床施工は、気候や天候など自然環境の影響により表面剥離や不陸が生じやすい。特に均しから鏡面仕上げまでを一発直仕上げで行うモノリシック工法の施工現場において、手直し工事が度重なり、莫大なコスト増につながるケースが増えています。

一発直仕上げは生コン車が到着してから均し、鏡面仕上げまでの工程を一気に行う必要があるため、施工が長時間に及ぶこともあり、職人の過重労働の点からも問題視されています。

川村工業では、左官・土間工事の分野において常に「現場にとって最適な工法」を追求しています。

土間を磨き効率化

世界中の最新機械の中から、どうしたら日本の現場にマッチするか、建築コストを抑えられるか、そして人手不足の建設業界で労働時間を削減できるかというテーマに試行錯誤を繰り返し取り組んできました。

古くから培われてきた施工技術の「伝統」を残しつつ、その一方で慣習に固執しすぎず、左官・土間工事での新たな価値の創造に挑んでいます。
いつまでも同じことを繰り返していては、状況は何も変わらないのです。

弊社がこの度、大台投資を行ったのは世界最高峰の4ヘッド遊星回転式床研磨機、「HTC DURATIQ」です。
土間を磨く”ポリッシュコンクリート” がコンクリート土間仕上げのスタンダードとなっていくことを予測しています。

土間磨き研磨機

「HTC DURATIQ」は床面研磨機・集塵機に搭載された

    • ・デジタルコントロールパネル
    • ・リモートコントロール
    • ・自動走行など

最新のテクノロジーにより、最高品質のコンクリート床を提供し、非効率だったコンクリート床の土間工事を根本から覆します!!

【2】海外の土間仕上げはポリッシュコンクリートが基本!

まず、「コンクリート床の仕上げ」への考え方が、日本と海外とでどれだけ違うのか、見ていきたいと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、先進国であるアメリカではすでにコンクリート床の仕上げは研磨(ポリッシュコンクリート)が主流です。
また石造りの建築が多いスウェーデン、ドイツなどでも同様です。
表面を削り、光が反射するほど美しく磨く。シンプルです。

ポリッシュコンクリート

一方、日本では土間コンクリートの上には仕上げ材を貼ったり塗ったりすることが一般的です。
店舗の床、ショールームの床などにはシートやタイルが貼られています。

ポリッシュコンクリートの必要性

経年で劣化する度に、改修工事でまた劣化した部分にコンクリートを足し、仕上げ材を乗せる。
各種仕上げ材を塗り重ねる。

日本の土間工事で「研磨」というと、手直しの際の「削り」をイメージされるのではないでしょうか。そして「研磨屋は呼ぶと高い」と。

土間工事の仕上げに対する概念が、足し算なのか、シンプルな引き算か。
この違いによって、差が現れるのは「労働時間」。そして「廃材の量」「CO2の排出量」です。

ポリッシュコンクリートを前提とした土間工事が、なぜ環境に優しいのか

土間磨きは環境に優しい

【1】石油を使用する機械が発生させるCO2

日本の建設業界はSDGsなど環境保全への取り組みが非常に遅れていることは、業界に従事されている皆さまは感じているのではないかと思います。

廃材の処分、機械・重機の使用などに伴って発生するCO2の削減を、我々施工会社も自分ごととして考えていく必要があるのではないでしょうか。
また、材料を作り出す製造工程でもCO2は発生します。

そして、土間工事でもガソリンを使用するエンジン式の機械が、多数使われています。
弊社が推進してきた土間工事の機械仕上げ。実際にモノリシック工法でこれまで使用してきた機材のほとんどがガソリンで稼働するものでした。
一発直仕上げと言われるモノリシック工法では、均しの段階から過度に仕上がりまでを追い求めるが故にそうした機械を過剰に使用してきたのです。

土間磨きは必要

しかし、気候など人的にコントロールできない条件下で施工をしている場合(屋外の現場)、均しの段階から仕上がりを追求するには無理があります。手直しが発生し、とても非効率です。

今回、サステナブル建築に本格的に取り組む方針を決め、大量輸入した世界最高峰の研磨機は

バッテリー駆動です。

ガソリンは使わずに電気で長時間稼働し、自動走行する。
肉体的負担も大幅に軽減可能な研磨機です。

「土間磨き」の概念を180℃変え、ポリッシュコンクリートを前提とした施工プロセスなら、ガソリン式機械の過剰な使用を避けることができるのです。

【2】コンクリート床改修工事で発生する廃材

ポリッシュコンクリートは廃材が少ない

改修工事においてもコンクリート床の表面に仕上げ材が貼られていたり、塗られている場合と、研磨=仕上げの状態の床では発生する廃棄物の量が圧倒的に異なります。

タイルやCFシートなどの仕上げ材は既存のものを剥がし廃棄処分するわけですが、研磨した状態がそのまま仕上げとなっていれば、表面の劣化程度であれば再度研磨をかけるだけで新築同様の光沢に蘇ります。

また、研磨で発生するコンクリートの粉塵は、再利用することさえ出来るのです。

従来のモノリシック工法を真っ向から否定するわけではありません。室内であれば手直しが発生する可能性も低いですし、日本の建設現場に根付いた研磨という工法へのイメージは簡単に変えられるものではないでしょう。

しかしこれだけ我々が発信するのには、伝統に胡座をかき自ら変わろうとしない業界のあり方に、強い危機感を抱いているからに他なりません。

高度成長期は環境保全よりも技術開発や、生産が優先されてきました。
環境のことをそれほど気にする必要もなかった。

ただ、世界中のあらゆる産業が未来を考え様々な試みをしている中、従来のやり方に固執しているのではあまりに古いと思います。そして日本がC02削減の世界的取り組みから取り残されている現状を直視すべきではないでしょうか。

サステナブルという言葉は近年、当たり前のように使われていますが、この言葉を念頭に置いてビジネスをしている建設会社はまだまだ少ない。

だからこそ大きなビジネスチャンスも広がっていると思っています。

新たな工法で土間磨き、ポリッシュコンクリートが採用されるようになれば、職人は「オペレーター」になることができます。これまでの経験や知識を活かして機械を操作する。

土間磨き研磨機

身体的に楽になり長く働ける。これまで建設業に興味を持たなかった層の採用も可能になるかもしれない。
建設業のイメージも大きく変わっていくと思います。

川村工業ではアメリカへの視察を行うなど、ワールドワイドな視点で建設業に革命を起こしていきます。

従来のモノリシック工法による土間工事の課題

土間モノリシック工法の課題

従来型のモノリシック工法は、屋外の施工条件では何度も手直しが発生する可能性があります。
結果的に人件費が嵩みますし、引き渡してから表面が剥離するなどの問題が残されていました。

夏期の炎天下では高い外気温や日差しによる乾燥で、表面硬化だけが以上に早く進んで、コンクリートの内部が固まるのが遅くなってしまうこともあります。

均しの段階から仕上がりを追求しコンクリート表層部を加圧しているにも関わらず、天候という予測不能な条件によって手直し。残業が発生し、職人が疲弊する。

追加工事のコストも、誰が負担するのか、トラブルになることさえあります。

メクレーンポリッシュ工法ならこれまで同様のコストで美しいコンクリート床を実現

土間磨きはメクレーンポリッシュ

メクレーンポリッシュ工法は、徹底的に土間工事における無駄をそぎ落とすことができます。
自社開発し特許を取得した「メクレーン」という再振動搭載の液体散布機と、世界最高峰の研磨機「HTC DURATIQ」を導入し、高品質なコンクリート床を低価格で実現。
メクレーンポリッシュ工法を採用することで、施工精度ははるかに高まります。

◯不陸調整の円盤掛けの前に!メクレーン

土間磨きの前にメクレーン

再振動と液体散布機能の両方を搭載した画期的なコンクリート下地仕上げ機「メクレーン」によって、表面剥離を抑制し、空隙を除去。ポリッシングに最適な下地を形成します。
露天下のコンクリート仕上げの急乾燥を、効果的に抑制します。

◯たん水養生(プール養生)

土間磨きの養生

たん水養生(プール養生)は積層構造を生かした養生であり、コンクリートの表面に水を張ることで乾燥を防ぎ、クラック抑制においても非常に効果が高いです。
ここでもポリフィルムや代用品のブルーシート養生とは違い、廃棄物を出さず、クリーンな環境に寄与しています。

◯全面研磨~引き渡し前の洗浄

土間磨き現場

メクレーンポリッシュ工法の場合、レイタンス処理は発生しません。表面強化剤の散布・塗布も基本的に清掃後、引き渡し前に一度のみ。
たん水養生の後には、遊星回転の高性能大型研磨機で剥し・研磨を効果的に行います。

また、研磨というと、粉塵が舞うイメージがあると思います。「HTC DURATIQ」の集塵機は、へパフィルター搭載で、排気口からの粉塵を抑え、クリーンな作業環境を実現します。

これらの流れは以下のリンクにて更に詳しく解説していますので、ぜひ改めてご覧いただけたらと思います。

サステナブル建築 – 川村工業丨直用職人が全国出張する左官・土間工事会社 (kawamura-1.co.jp)

世界の動きに合わせてスピード感のある「脱皮」を

土間の磨きに関してだけでなく、日本では伝統を重んじることが重要視されています。良い文化を残していくことはとても重要ですが、それと同じくらい、新しいものを取り入れることも必要だと私は思っています。

日本の企業は全体的に30年間、給与も変わっていない、生活レベルがなかなか上向かない。世界の変化に取り残されているからだと思います。物価だけが上昇している。

国民の所得が下がっているのに労働コストの高い工法をしていて経営が成り立つのか、とても疑問です。物の値段がどんどん高くなっていく建築で満足してもらえるのか?と考えた時、やはり企業努力は必須でしょう。

科学技術の進歩や変化でいずれ時代が変わっていくのなら、少しでも早く新しい手法を取り入れることが重要だと考えています。

土間工事、ポリッシュコンクリートの全国出張も可能

全国出張可能な土間屋

川村工業はこうした技術を用いて職人の全国出張を行っています。
人手不足を解消するために、北海道から沖縄まで、正社員として雇用している職人と協力会社を含め250人体制。
左官・土間工事の熟達した職人が最新技術を持って日本全国で対応しています。

これも機械化を実現しているからこそで、様々な機械のオペレーション能力が高い人材を社内の研修施設で育成しています。

自社保有をしている最先端の機械を持ち込むことも可能です。
ぜひメクレーンポリッシュ工法を検討したいという方はご相談ください。

今後も川村工業としての取り組みや、新たな工法のご紹介など、こちらのコラムでお知らせして参ります。
建設業界が元気になれば、日本の経済は更に良くなっていきます。雇用の創出も増え、活気のある日本経済に少しでも貢献できるよう微力ながら努力を続けて参ります。

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